妹からの一本の電話
「ハンドルがすごく重いんだけど…」
妹から一本の電話がありました。
妹も私も、同じ78プラドに乗っています。古いけれど、味のある大切な相棒。
トラブルの始まり
とりあえず走れるということで、私のうちまで車を持ってきてもうらうことに。
到着してボンネットを開けてみると、パワステフルードがダダ漏れ。
配管が錆びて穴が空いてしまったようでした。
妹は私のプラドに乗って帰宅
妹は私の白いプラドに乗り換え、笑顔で帰宅。
残されたのは、ハンドルがやたら重い妹の黒いプラドです。
私は、いつも整備をお願いしている信頼できる友人に連絡し、修理の段取りをつけてもらいました。
すぐに手配してくれて、翌日、整備工場に入庫することに。
重ステ体験、まるで筋トレ
問題はそこまでの道のり。
「重ステ(パワステなし)」状態のプラドを運転するのは、本当に体力勝負でした。
ハンドルを回すたびに腕と肩に効く感覚。狭い道路での切り返しはまるで筋トレ。
さらに、こんなときに限って整備工場までの経路でトラブルがあったようで、警察により封鎖されてました…。
重ステプラドでまさかの遠回り。
ノスタルジックな気づき
整備工場までの約40分の道を走りながら、ふと思いました。
昔の車は、そもそもパワステがなかった。
狭い路地で切り返すたび、駐車場に停めるたび、ドライバーは腕力と体幹で格闘していたんだな…と。
「車を運転する」ということの重さを、体で感じた気がしました。
教訓
- 古い車だからこそ起きるトラブルもある
- でも信頼できる仲間や整備士がいるから安心できる
- 不便を体験すると、昔の車文化へのリスペクトも芽生える
パワステが効かないプラドに揺られた短い時間が、私にとっては不思議とノスタルジックな思い出になりました。
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