自宅の庭で、ミニトマトと甘長とうがらしをホームセンターで買ってきたバケツを用いて、簡単な水耕栽培をやってみました。
- 水耕栽培の肥料ってどれを選ぶべき?
- ハイポニカとハイポネックス、実際に比べてた
- 数週間でミニトマトの甘さが劇的に変化!
- 甘長とうがらしの生育にも違いが?
家庭菜園で実際に肥料を切り替えて感じた変化について記録します。
ハイポニカで栽培していた時と、ハイポネックスに切り替えた後で、ミニトマトの味がどう変わったか。結論から言えば「トマトの甘さが明らかに変わった」驚きの体験でした。
目次
1 水耕栽培に使える肥料の種類
水耕栽培では「専用肥料」を使うのが基本です。
代表的なのが、次の2種類。
- ハイポニカ:トマト栽培にも定評がある、水耕専用肥料
- ハイポネックス(微粉):土耕・水耕どちらにも使える汎用タイプ
どちらもメジャーですが、実際の生育や味わいにどんな差が出るのか気になるところです。
2 ハイポニカを使っていた時の様子
最初は特に悩むこともなく、ハイポニカを利用していまいた。水で希釈しながら2液を混合するだけなので、とても簡単です。
ハイポニカを使った印象は、こんな感じ。
- 葉色が濃く、茎も力強い
- 実の数がしっかりとつく
- 味は安定しておいしいけど、「甘みが強い」とまでは言えない印象
栽培は安定していましたが、甘さの面では「普通」でした。
3 ハイポネックスに切り替えて数週間後
夏野菜の最盛期を過ぎた9月中旬、これまで利用していたハイポニカを切らし、代わりにプランター栽培に利用していた微粉ハイポネックスを1000倍に希釈して使用。
数週間は特に大きな変化を感じませんでした。
しかし、その後……
4 ミニトマト「千果(ちか)」の甘さが劇的にアップ
微粉ハイポネックスを使用してから2周間程度過ぎた頃、ミニトマト「千果(ちか)」がポコポコ赤くなってきました。
見た目はいつも通りのツヤツヤピカピカです。
収穫して食べてみると、驚くほどの甘さ。
ご近所さんからも「いつもの千果と全然違う!」「フルーツみたい」と言われるほど。
糖度を計測したわけではありませんが、明らかに味が変化しました。
考えられるのは、ハイポネックスのリン酸の配合比率や、吸収されやすい栄養素の違いが影響した可能性です。
5 甘長とうがらしの生育はどうだった?
水耕栽培で、ミニトマトの他に甘長とうがらし(伏見甘長、甘とう美人)も栽培しています。
甘長とうがらしについては、トマトほど劇的な変化はありませんでした。
ただし、色つやが良く、収穫量も安定。味も十分満足できる仕上がりでした。
6 まとめ:目的によって肥料を選ぶのが正解
どちらかというと、ハイポニカ派だった私。
今回の体験からわかったことは、肥料選びで「味」まで変わるということ。
- 安定した生育重視 → ハイポニカ
- 甘さ・風味重視 → ハイポネックス
水耕栽培は「自分の好みの栽培スタイルに合わせて肥料を選べる」のが魅力です。
✅ 実際に試してみたい方へ
水耕栽培で「もっと甘いミニトマトを作りたい!」という方は、ぜひ一度「微粉ハイポネックス」を試してみると面白いですよ。