結論:ドラム缶・兼用・上抜きです
うちのエンジンオイルは、この3点です。
- 買い方:ネットでドラム缶を買う
- 種類:ガソリン・ディーゼル兼用の SP/CF 5W-30 を1種類だけ
- 交換:オイルチェンジャーで上抜きと、fumotoのエコオイルチェンジャーで下抜きを、車両ごとに使い分け
車も農機具も台数があるので、これが一番、手間もお金もかからない形になりました。
以前はもっと細かくやっていたのですが、やめました。その話を書きます。
なぜドラム缶で買うのか
うちでオイルを入れる先を並べます。
- 78プラド(KZJ78)2台(自分と家族)
- 軽トラ(DA16T)
- N-BOX 2台(JF2・JF6)
- ハイゼットカーゴ(仕事で使っている1台)
- 2tトラック
- 乗用草刈機
- スピードスプレーヤー
- 高所作業台
- 運搬車
- 除雪機(ホンダ HSM1590i)
これだけあると、ペール缶では追いつきません。
タイミングが合えば、お向かいさんのハイゼットカーゴも一緒に換えています。
ドラム缶にした一番の理由は、実は単価ではありませんでした。
買い足しに行く回数が、ゼロになることです。
農家の実感
農機具のオイル交換は「やろう」と思った日にやりたい作業です。そこで「そういえば残りが少ない」となると、その日は終わります。買いに行って、また日を改める。
手元に十分あるというだけで、作業が止まらなくなりました。
1台増えても、負担はほとんど変わりません
やったことがない方から見ると、オイル交換は大変な作業に見えると思います。
ただ、いつもやっている側から見ると、数ある中の1台です。道具も段取りも同じなので、1台増えても、負担はほとんど変わりません。
最近は、夏タイヤと冬タイヤの交換も、やる台数が増えてきました。こちらも同じで、慣れてしまえば1台ずつの手間は大きくありません。
置き場所は倉庫、出すのはポンプで
ドラム缶は倉庫の中に置いています。
口には皿付きのアルミ製オイルポンプを付けていて、使う分だけ汲み上げます。ドラム缶を傾けることはありません。

↓ ケルサスではありませんが、同じガソリン・ディーゼル兼用の5W-30を載せておきます。
昔は、用途別に分けていました
以前は20Lのペール缶で買っていました。しかも分けていました。
- ガソリン用
- ディーゼル用
- さらに粘度も車両ごとに考える
真面目にやっていたつもりです。
今は、兼用のものを1種類だけ買っています。
使っているのは、KEG(京滋興産)のケルサス SP/CF 5W-30 の200Lです。
ラベルの「SP」はガソリンエンジン用の規格、「CF」はディーゼルエンジン用の規格です。両方が書いてあるので、1本でどちらにも入れられます。
0W-20は、私は使っていません
最近の車は、0W-20のような低燃費オイルが増えています。
ただ、私はどうもサラサラすぎて、信用しきれていません。古い車ばかり触っているせいかもしれません。
0W-20が指定されている車は、その指定に従ってください。これは、うちの車ではこうしている、というだけの話です。
兼用で十分でした
正直に書くと、兼用にして困ったことは、今のところ起きていません。
うちの使い方は、レースでも長距離輸送でもありません。畑と家の周りを走る車と、年に数十時間動く農機具です。そこで極端な性能差が出る場面が、そもそもない。
そしてもう一つ、分けないことの利点がありました。
取り違えなくなったことです。
缶が何種類もあると、「これはどっち用だったか」が必ず出てきます。ラベルが汚れる、書いた記憶が薄れる、途中で足す。種類が1つなら、その事故が起きません。
管理する手間と、間違える余地が同時に消えました。
ここだけ押さえてください
メーカーの指定を無視していい、という話ではありません。
指定から大きく外れないものを選んだうえで、細かい使い分けをやめた、というだけです。取扱説明書の指定は必ず確認してください。
車検で言われた「よかったー」
先日、2tトラックの車検を、いつもの整備工場に持っていきました。
「何か気になるところはありますか」
「特別、やっておくことはありますか」
不具合も異音もなかったので、特にありませんと答えました。そして、
「オイルは、帰ってきたら自分で交換するので、そのままでOKです」
そう伝えたら、返ってきた言葉がこれでした。
「よかったー」
エンジンオイルが、中東情勢の影響でまだ入ってこないそうです
意外だったので、事情を伺いました。
エンジンオイルが入荷しないとのことでした。
中東情勢の影響だそうです。
買えるときでも数量に制限があるそうで、かなり気を揉んでいる様子でした。
私も、ネットでオイルを買っています。以前買ったときの倍近くになっていた時期をはっきり覚えています。
ただ、最近は落ち着いてきたなと感じていました。値段も戻ってきたし、もう終わった話だと思っていました。
そうではありませんでした。
見えていたのは、自分が買う分だけでした
考えてみれば当たり前でした。
私が見ていたのは、自分が買う銘柄の、自分が買う量の、その値段だけです。
それで全体が戻ったと判断していました。
まとまった量を、決まった時期に、確実に仕入れないといけない側から見た景色は、まったく別だった。同じものを扱っていても、立っている場所で見えるものが違う。
これは覚えておこうと思いました。
※ここは整備の方から伺った話で、私が業界全体を確認したわけではありません。そういう話を聞いた、というところまでです。
交換のやり方
うちは、上から抜く車両と、下から抜く車両を分けています。どちらにするかは、何度もやってみて決めました。
| 抜き方 | 車両 |
|---|---|
| 上抜き(ポンプ式オイルチェンジャー) | N-BOX 2台(JF2・JF6)、農機具 |
| 下抜き(fumotoのエコオイルチェンジャー) | 78プラド2台(KZJ78)、軽トラ(DA16T) |
上抜きは、ポンプ式のオイルチェンジャーで
ポンプ式のオイルチェンジャーで、レベルゲージの穴から吸い上げます。
上抜きの良いところは、こういうところです。
- ジャッキアップがいらない
- ドレンボルトを緩めない(ワッシャーも交換しなくていい)
- 下に潜らない
- こぼしにくい
特に農機具で効きます。乗用草刈機やスピードスプレーヤーを、わざわざ持ち上げるのは大ごとです。上から吸えるなら、その日のうちに終わります。
オイルチェンジャーは、5Lのものより、7〜10Lのものの方が楽です。容量に余裕があるぶん、気にせず吸えます。
下抜きの車両には、fumotoを付けています
78プラド2台と軽トラには、fumotoのエコオイルチェンジャーを付けています。

ドレンボルトと交換して取り付けるバルブです。一度付けてしまえば、次からはレバーを操作するだけでオイルが抜けます。
これの良いところは、抜くのが楽になること以上に、
毎回ドレンボルトを緩めなくてよくなることだと思っています。
ドレンボルトは、締めすぎればネジ山をやりますし、緩ければ漏れます。ワッシャーも毎回替えるのが本来です。そこを年に何度も、車両の台数分だけ繰り返すのは、回数が増えるほど事故が起きます。
触る回数を減らすのが、一番確実な対策でした。
↓ ドレンボルトのねじのサイズは車種で違います。注文前に、自分の車のサイズを確かめてください。
抜いたオイルは、知り合いの工場へ
自分でオイルを換えると、必ずこれが出ます。廃油です。
うちは、知人が勤めている工場に引き取ってもらっています。
その工場は廃油ストーブで冬を越しているそうで、うちから出たオイルは、そのまま燃料になります。
引き取る側が、助かっているそうです
意外だったのは、もらう側にとっても、これが助かる話らしいということでした。
不法投棄の問題があって、大手では廃油の扱いが厳しく規制されているそうです。その結果、廃油ストーブを焚きたい人の方が、燃料を手に入れにくくなっている。
捨てるのに困るものが、欲しい人の手には入らない。
そういう妙なことになっているようです。
※これも伺った話で、私が制度を確認したわけではありません。
金属のときと、同じことをしていました
書きながら気づいたのですが、これは前にも同じことをしていました。
うちは金属のごみが出たとき、買取店には持って行かず、知り合いの就労支援法人に引き取ってもらっています。その話は中古は買う。でも、売りには行かないに書きました。
処分するのではなく、要る人に回す。
意識してやっているわけではないのですが、どうもそうしていることが多いようです。業者とやりとりするより、その方が気が楽なのだと思います。
この冬からは、自分でも焚きます
実は、試しに小型の廃油ストーブを買いました。
これからは、自分で出した廃油を、自分で燃やすことになります。
これから寒くなるので、使ってみるのが楽しみです。使ってみた話は改めて書きます。
ここだけ押さえてください
廃油の処理方法は、お住まいの地域や状況によって変わります。
一般には、廃油処理箱でごみに出す/購入店やガソリンスタンドに相談する/自治体の案内に従うといった方法があります。
うちのやり方は「知り合いの工場が引き取ってくれる」というだけの話で、そのまま真似できるものではありません。必ずお住まいの地域のルールをご確認ください。
台数があると、バッテリーの道具も増えます
オイルだけではありません。台数があると、バッテリーの面倒も見ることになります。
うちにはバッテリー充電器が3台あります。バッテリーカットターミナルも必要になります。
1台だけなら気にならないことも、台数が増えると、道具の数で効いてきます。
↓ うちではこれを使っています。オートバイからトラックまで、すべてこなすのはもちろん、抜群の安定感です。
交換の頻度
うちの目安です。
| 対象 | 頻度 |
|---|---|
| いつも使うクルマ | だいたい季節ごと |
| クルマのオイルフィルター | 春だけ |
| 農機具 | 年1〜2回 |
農機具は走行距離では測れません。時間で管理するのも、実際はなかなか続きません。
なので、季節の区切りで決めてしまうようにしています。「春が終わったら」「雪が来る前に」。カレンダーで決めた方が、結局は守れます。
農機具の年間の動き方は、りんご農家の一年にまとめてあります。
まとめ
- 車も農機具も台数があるので、エンジンオイルはドラム缶でネット購入
- 一番の利点は単価より、買い足しに行かなくて済むこと。作業が止まらない
- 仕事で使うハイゼットカーゴ、除雪機(HSM1590i)も自分で交換。お向かいさんのハイゼットカーゴも、タイミングが合えば
- いつもやっている側から見ると数ある中の1台。1台増えても負担はほとんど変わらない。タイヤ交換も同じ
- ドラム缶は倉庫に置き、皿付きのアルミ製ポンプで汲み上げる
- 昔はペール缶でガソリン用・ディーゼル用・粘度まで分けていた
- 今は兼用の SP/CF 5W-30 を1種類(ケルサス)。困ったことは起きていない
- 0W-20は私は使っていない。ただし指定がある車は指定に従う
- 分けないことで、取り違えがなくなったのが思わぬ収穫
- ただしメーカー指定から大きく外れないものを選ぶこと
- 2tトラックの車検で「オイルは自分で換える」と言ったら、整備の方に「よかったー」と言われた
- エンジンオイルが入荷せず、数量制限もあるとのこと(伺った話)
- 私は値段が落ち着いたと思っていたが、それは自分が買う分しか見ていなかった
- 交換は車両ごとに使い分け。N-BOXと農機具は上抜き、78プラド2台と軽トラはfumotoで下抜き
- オイルチェンジャーは5Lより8〜10Lの方が楽
- fumotoは、毎回ドレンボルトを緩めなくて済むことが一番大きい
- 廃油は知人が勤める工場が引き取ってくれる。廃油ストーブの燃料になる
- 規制が厳しくなり、廃油ストーブを焚く側は燃料が手に入りにくいらしい(伺った話)
- 捨てるのに困るものが、欲しい人には入らない
- 自分でも、試しに小型の廃油ストーブを買った。この冬から自分で焚く
- 台数があると、バッテリー充電器3台とカットターミナルも必要になる
- 頻度はクルマが季節ごと(フィルターは春だけ)、農機具は年1〜2回。カレンダーで決めた方が続く
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ご注意
本記事は筆者の実体験によるものです。使用するオイルの規格・粘度は、必ずお使いの車両・機械の取扱説明書の指定をご確認ください。廃油の処理方法は地域や状況によって異なります。本文のやり方は筆者の場合であり、必ずお住まいの自治体等のルールをご確認ください。整備工場から伺った供給状況は、その方から聞いた話であり、業界全体を確認したものではありません。