家庭菜園や果樹の植え付けで「どんな肥料を使えばいいか」と迷ったことはありませんか。肥料の種類は多く、使い方を間違えると肥料焼けで植物を弱らせてしまうこともあります。りんご農家として長年使い続けてきた経験から、家庭菜園に自信を持っておすすめできる肥料を紹介します。
目次
マグァンプは本当におすすめできる肥料
肥料は種類が多く、初心者にとって選ぶのが難しいカテゴリです。その中でマグァンプシリーズをおすすめする理由は、シンプルに「失敗しにくく、効果が長続きするから」です。
一般的な化成肥料は水に溶けやすく、量を間違えると肥料焼けを起こして植物を枯らしてしまうことがあります。マグァンプは土壌の微生物や根から出る酸によってゆっくりと溶け出す緩効性肥料のため、多少多めに入れても焼けることがなく、直接根に触れても安全です。長年使ってきて肥料焼けを経験したことがありません。
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングどこでも購入できますが、大袋を買うとコスパが良くなります。使用量は植物によって異なりますが、何にでも使えますし、使い勝手がいいので、持て余すことはないと思います。
農家として農薬や肥料には厳しい目を持っています。それでもマグァンプシリーズは家庭菜園・果樹苗木・庭木と、何年も使い続けています。「なぜ効くのか」の仕組みが明確で、使い方がシンプルで、失敗がない。この3点が揃っている肥料はなかなかありません。初めて肥料を使う方にも、すでに使っている方にも自信を持っておすすめできます。
マグァンプDを植え付け時に使う理由
植え付けから芽が出て、葉が展開してくる時期は、植物がもっとも病害虫に弱い時期です。根がまだ土に定着しておらず体力もないこの時期に、アブラムシやコナジラミが発生すると一気に弱ってしまいます。
マグァンプDはマグァンプKの肥料成分に殺虫成分ジノテフランを配合した製品で、肥料やりとアブラムシなどの害虫の予防・駆除が同時にできます。植え穴の土に混ぜ込むか、植え付け後に土の上にばらまくだけで使えます。
肥料成分と殺虫成分が根から吸収されて植物全体にいきわたることで、肥料効果・殺虫効果のどちらも約1か月持続します。アブラムシ類・コナジラミ類・アザミウマ類などの害虫発生を防いでくれます。においが少なく室内の観葉植物にも使いやすいのも特徴です。
苗を植え付けた直後は虫にも菌にも弱い時期です。この時期にマグァンプDを使うようにしてから、植え付け初期のアブラムシ被害がずいぶん減りました。肥料と害虫対策が同時にできるのが何より楽で、植え付けのたびにこれを使うのが定番になっています。
ハイポネックス 虫を予防するマグァンプD
肥料成分:N-P-K-Mg+殺虫成分:ジノテフラン|肥料・殺虫効果とも約1か月持続
植え付け時に土に混ぜるだけで、肥料効果と害虫予防が同時に約1か月続きます。芽が出て葉が展開する植物がもっとも弱い時期をまるごとカバーしてくれる頼もしい一品です。
マグァンプKを粒サイズで使い分ける
マグァンプKは植え付け時の元肥として使うのが基本ですが、追肥としても活用できます。ポイントは粒サイズの選び方です。中粒と大粒は成分は同じで、粒の大きさ(表面積)の違いから効果の持続期間が変わります。
| サイズ | 効果期間 | 主な用途 | こんな植物に |
|---|---|---|---|
| 小粒 | 約2か月 | 追肥(株元にばらまく) | 草花・野菜・観葉植物 |
| 中粒 | 約1年 | 元肥(土に混ぜ込む) | 草花・球根・野菜・観葉植物 |
| 大粒 | 約2年 | 元肥(土に混ぜ込む) | 果樹・花木・バラ・宿根草 |
マグァンプK 大粒:果樹・花木・苗木に
果樹や花木など、植え替えをしばらくしない植物には大粒が最適です。約2年間ゆっくり効き続けるため、根付いて成長する初期の大切な時期をしっかりカバーします。
今年の春、桃とりんごの苗木を植え付けました。果樹は植え替えの頻度が少なく数年単位で根を張って育てるものです。1本につきマグァンプK大粒をひとつかみずつ投入しました。約2年間効き続けてくれるので、苗木が根付いて成長する初期の大切な時期をしっかりカバーしてくれます。
ハイポネックス マグァンプK 大粒
肥料成分:N-P-K-Mg=6-40-6-15|効果期間:約2年|元肥専用
植えつけ・植え替え時に土に混ぜ込むだけで約2年間効き続けます。リンサン効果で丈夫な根をつくり、花・実つきを良くします。花木や果樹、バラや宿根草など植え替えの少ない植物に最適です。
マグァンプK 中粒:草花・野菜・観葉植物に
毎年植え替える草花や野菜、観葉植物には中粒が最もバランスの良い選択です。約1年間効き続け、コスパも良く、幅広い植物に使えます。家庭菜園でマグァンプKをひとつ選ぶとしたら、まず中粒から始めるのがおすすめです。
ハイポネックス マグァンプK 中粒
肥料成分:N-P-K-Mg=6-40-6-15|効果期間:約1年|元肥・追肥両用
草花・球根・野菜・観葉植物など幅広い植物に対応した汎用サイズ。植え付け・植え替え時に土に混ぜ込むだけで約1年間効き続けます。毎年植え替える野菜や草花にはこの中粒が最も使いやすいサイズです。
マグァンプK 小粒:追肥・元気のない植物に
すでに植わっている植物への追肥や、元気がなくなってきた植物へのケアには小粒が向いています。株元にばらまくだけで効果が出て、約2か月間持続します。元肥として入れ忘れた場合の救済にも使えます。
ハイポネックス マグァンプK 小粒
肥料成分:N-P-K-Mg|効果期間:約2か月|追肥専用
すでに植わっている植物への追肥に特化した小粒タイプ。株元にばらまくだけで肥料成分がゆっくり溶け、根の張りを良くします。草花・野菜の種まきや苗づくりの元肥としても使えます。
マグァンプが「肥料焼けしにくい」理由
一般的な化成肥料は水に溶けやすく、大量に施すと一気に栄養が溶け出して根を傷める「肥料焼け」が起きることがあります。特に植え付け直後の根が弱い時期は注意が必要です。
マグァンプKの一粒の中には水に溶ける成分と水に溶けない成分が含まれています。まず水に溶ける成分が水やりで溶けだし、まわりの土に栄養がいきわたると無駄な栄養分の流出が止まります。次に溶けない成分が土の中の微生物や根から出る酸によってゆっくり溶け出します。根が栄養を必要としているときだけ溶け出すしくみなので、直接根に触れても安全です。実際に長年使ってきて、肥料焼けを経験したことがありません。
マグァンプのような緩効性肥料は「じっくり長く効かせる」ためのものです。葉が黄色くなっている・急に元気がなくなったというときは、即効性のある液体肥料(ハイポニカ・ハイポネックスなど)が向いています。これらについては別記事で紹介します。
- マグァンプは失敗しにくく効果が長続きする、家庭菜園に本当におすすめできる肥料
- 植え付け時はマグァンプDがおすすめ。肥料と害虫予防が同時に約1か月続く
- 植え付け初期の芽が出て葉が展開する時期は病害虫に特に弱い。この時期をまるごとカバーできる
- マグァンプKは粒サイズで効果期間が変わる。果樹・花木には大粒(約2年)、草花・野菜には中粒(約1年)、追肥には小粒(約2か月)
- 土壌菌などによりゆっくり溶け出す緩効性なので、肥料焼けが起きにくい
- 元気がなくなった植物への即効対応は液体肥料(別記事で紹介)