東北の片田舎に住んでいると、近くにある銀行といえば地元の地方銀行や郵便局くらいです。そんな地方在住者の自分が、ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)を使い始めてから「もっと早く使えばよかった」と感じた理由をまとめました。メリットだけでなくデメリットも正直に書きますので、自分に合っているかどうかの参考にしてください。
2026年8月3日、ドコモSMTBネット銀行になりました
住信SBIネット銀行は、2026年8月3日に「株式会社ドコモSMTBネット銀行」へ社名が変わりました。個人向けのサービスブランドも「ドコモの銀行」として新しくなっています。
私も口座を持っていますがこの社名変更に伴い、手続きをしたことは何もありません。結論から書くと、これまでどおり使えています。
変わらないもの
- 金融機関コード・支店番号・口座番号(すべてそのまま)
- キャッシュカード(そのまま使えます)
- ATMの利用、デビット機能
- 口座振替(自動引き落とし)の手続き
変わったもの
- 銀行名 … 住信SBIネット銀行 → ドコモSMTBネット銀行
- サービスブランド … 個人向けは「ドコモの銀行」に
- アプリの表示 … 「d NEOBANK」から「ドコモの銀行」のロゴに
(法人向けは「NEOBANK BIZ」、外貨は「ドコモ外貨預金」)
ひとつだけ、確認しておいた方がいいこと
他行からこの口座へ振り込んでもらうときは、2026年8月3日以降「ドコモSMTBネット銀行」を指定してもらう必要があります。
旧名での振込は2026年10月30日まで受け付けられますが、送金する側の金融機関によっては、それより早く弾かれることがあります。
給与や年金の振込先にしている方は、勤務先や年金事務所への届出を早めに確認しておくと安心です。私は農産物の精算金の振込先にもしているので、そちらの登録も見直しました。
逆に言えば、気をつけるのはここだけです。あとは今までどおりで問題ありませんでした。
ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)とは
まずは読み方。旧名は「スミシン エスビーアイ」と発音します。最初、なんと読むのか悩みました。
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して設立したネット専業銀行です。店舗を持たないぶん、手数料の安さやアプリの使いやすさで抜きん出ています。
2025年10月にNTTドコモの連結子会社となり、2026年8月3日には「ドコモSMTBネット銀行」へ社名変更されました。社名変更後も、サービス内容に変更はないとのことです。
ドコモSMTBネット銀行の5つのメリット
スマホだけでコンビニATMが使える
キャッシュカードを持ち歩かなくても、全国のセブンイレブンやローソンのATMでスマホアプリから入出金できます。財布を忘れてもスマホさえあれば現金が引き出せるのは、地味に便利です。
ATM・振込手数料が条件付きで無料
ATM手数料や振込手数料が、条件次第で月最大20回まで無料になります。「スマートプログラム」と呼ばれるランク制度で無料回数が変わりますが、給与受取口座に設定するだけでランクが上がりやすくなります。
目的別口座でお金を管理しやすい
旅行費・車の修理費・予備費など、目的ごとに口座を分けて管理できます。「旅行資金や結婚資金など目的ごとに分けて貯金できて計画的に貯められる」という利用者の声も多く、貯蓄のモチベーション維持にも役立ちます。お金に色をつけられる感覚です。
SBI証券との連携が強力
SBI証券と口座を連動させると「ハイブリッド預金」が使えるようになります。証券口座への入出金が自動化され、投資したいときにすぐ買付できるのが大きなメリットです。NISAなどの資産運用と組み合わせて使いたい人には特におすすめです。
外貨(ドル)の購入が簡単
アプリから手軽に外貨預金ができます。円安・円高のタイミングを見ながらドルを積み立てるような使い方もできます。為替手数料も他行と比べて低めに設定されています。
dアカウントを連携してみました
2026年8月20日から、dアカウントを連携すると銀行取引に応じてdポイントがたまるようになりました。初日に連携したので、その手順を書いておきます。
結論から書くと、あっさり終わりました。
- 画面の「dアカウント連携」をクリック
- 表示される案内にしたがって進める
- 終了
本当にこれだけです。特に迷うところはありませんでした。
簡単すぎて、逆に詐欺を疑いました
正直に書くと、あまりにもすんなり進むので、途中でフィッシング詐欺を疑いました。
銀行を名乗るメールやサイトに誘導されて、IDとパスワードを抜き取られる。あの手の被害の話をよく聞くようになりました。「連携してください」という案内ほど、疑ってかかった方がいいとも思っています。
ではどうやって本物だと確認したか。パスワード管理ソフトが反応したからです。
私はBitwardenというパスワード管理ソフトを使っています。ログイン画面を開いたときに、そのソフトが「ここに入力するIDとパスワードはこれですね」と出してきました。
これが決め手になりました。
パスワード管理ソフトは、フィッシング対策になります
パスワード管理ソフトは、登録したときと同じアドレス(ドメイン)でないと反応しません。
つまり、本物そっくりの偽サイトでは、パスワードが自動で出てこないということです。
人間の目は「ドコモ」「d払い」といったそれらしい文字列に簡単だまされますが、ソフトは一文字でも違えば反応しません。目で見分けるより、よほど確実です。
「いつも出てくるはずのパスワードが出てこない」ときは、いったん手を止めてください。
パスワード管理ソフトは「パスワードを覚えなくて済む道具」だと思われがちですが、実際に使ってみると、偽サイトを見分ける道具としての方が頼りになります。
キャンペーンのエントリーもしました
連携のあと、「ドコモの銀行誕生祭 最大10億ポイント山分けキャンペーン」のエントリーもクリックしておきました。こちらもボタンを押すだけで終わりです。
エントリーが必要なタイプなので、押していないと対象になりません。連携だけして満足しないよう、気をつけてください。
※ キャンペーンの期間・条件・還元の内容は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ポイ活はしない方ですが、これはやりました
念のため書いておくと、私はいわゆるポイ活をやりません。
クレジットカードを使っていれば勝手にたまる分、あれで十分だと思っています。ポイントのために店を選んだり、条件を追いかけたりするのは、かけた手間に対して割が合わないというのが正直な感覚です。
それでも今回やったのは、クリックだけで終わるからです。
農家の実感
無料の宝くじみたいなものだと思っています。
当たれば得、外れても失うものは数分だけ。この条件なら、やらない理由がありません。
逆に言えば、手間がかかる時点で私はやりません。そこは変わっていません。
すでに口座を持っている方は、連携とエントリーだけ済ませておけばいいと思います。数分で終わります。
正直に書く:3つのデメリット
デメリット1 実店舗がない
窓口での対面相談ができません。問い合わせはカスタマーセンター(電話)、チャット、メールでの対応となり、平日9時〜18時、土日祝は休業です。高齢の家族に勧めるのは少し難しいかもしれません。
デメリット2 ランクが低いと手数料無料回数が少ない
ランク1(最低ランク)だとATM・振込の無料回数は月2回のみです。メイン口座として積極的に使えばランクが上がりますが、サブ口座として放置気味だと恩恵が少なくなります。
デメリット3 通帳がない・紙の明細がない
入出金の履歴はすべてアプリやWebサイトで確認する必要があります。紙の通帳で管理したい方には向いていません。スマホやPCに慣れていれば問題ありませんが、デジタルが苦手な人には敷居を感じるかもしれません。
こんな人におすすめ
- スマホで完結したい人
- SBI証券でNISA・投資信託を運用している(または検討している)人
- コンビニATMをよく使う人
- 複数の目的で貯金を管理したい人
- ドルなど外貨に興味がある人
まとめ
ドコモSMTBネット銀行は、スマホとコンビニATMがあれば日常の銀行業務がほぼ完結する便利なサービスです。地方在住者にとっては特に、近くに店舗がなくても不便を感じにくい設計になっています。デメリットとして実店舗がない点や通帳がない点はありますが、スマホ操作に慣れている人であれば大きな問題にはならないでしょう。
通帳はありませんが、ネットですべて確認できるので、通帳の管理も必要なく、私にとってはメリットになっています。
SBI証券と合わせて使えば、銀行と投資をまとめて効率的に管理できるので、資産運用に興味がある人はセットで検討してみてください。